アイス饅頭(まんじゅう)は昭和25年頃からある小豆とミルクのアイスキャンディです。
カット写真を見ていただけばわかると思いますが、小豆の周りをミルクが囲っています。
これを饅頭の餡と皮にみなしています。
もっと簡単に言えば、ミルクとぜんざいのアイスキャンディというのが分かり易いたとえかもしれません。
考えられた方は今となってはわかりませんが、戦後の事だそうです。
夏場、いかに「小豆」をおいしく食べるか?
当時のその答えがこれ(アイス饅頭)だったのでしょう。
思えばその答えは現代においても正しいと感じています。
お客様の舌でも感じていただいていると思います。
食べにくいけど…美味しい
この角の取れた形も当時のまま、その味を表す形だと思います。
元々はミルク味だけでしたが、1993年頃に『抹茶』が加わり、
1999年頃に『丹波大納言』を追加し、
2003年頃にお客様の要望から『黒糖』が生まれました。
抹茶:和菓子でも定番ですから必然でもありました。
丹波大納言:当店は和菓子屋でもありますからどれだけ美味しくなるか挑戦でした。
黒糖:沖縄好きのお客様からのリクエストです。北の小豆と南の黒糖、最初は喧嘩してましたが、波照間産黒糖のおかげで喧嘩は収まりました。